管理人=Kです。埼玉県在住。父・母・娘の日常生活から発信していきたいと思います。

我が家のクルマはワンボックスカーのフリードプラスで車中泊のしやすいクルマとして定評があり、ユーティリティナットで荷室壁を利用した改造が簡単にできるのも大きな魅力。実際に所有してわかるポイントや快適に寝るためにクリアすべき課題がありますので、解説していく企画の第二弾。
今回は準備編の続編として、工作編をお届けします。
車中泊での棚板は荷物の移動先として超便利。フリードプラスに棚板を工作する。
では、さっそく工作編のスタートです。
ユーティリティナットのナットカバーを外す。
まずは棚板を設置するためのボルト穴を見える状態にします。
フリードプラスの荷室側面下部の両側の壁には上下2段に5個ずつのボルト穴があり、ボルトカバーが施されています。

このボルトカバーは10円玉などの硬貨で45度ひねると取り外すことができます。
今回は棚板を取り付けますので上段5個のカバーのうち、後ろから4つ分をのボルトカバーを両サイド分とりはずしておきましょう。
カラーアングルをねじ止めする。
カラーアングルをボルト2つでユーティリティナット部分に止めます。ここで使用するボルトは直径6ミリで長すぎると入りきりませんので、長さ30ミリ程度のねじを使用します。
カラーアングルの横長の穴と、フリードプラス側のユーティリティナットの穴の位置が合う場所を探して片側2か所でねじ止めしてください。(概略図の縮尺寸法は正確ではありません。ご了承ください)

反対側にも同じようにカラーアングルを取り付けてください。
高さ調整の木材を必要な大きさにカットする。
そのまま両側の壁を橋渡しする木材を付けても良いのですが、高さ調整用の木材をさきほど固定したカラーアングルの上部に乗せます。
カラーアングルに接する部分がそのまま底辺になりますので、だいたい3センチ×45センチになりますが、この高さ調整用の木材の底辺については多少の誤差はそれほど問題ありません。
逆に重要なのは高さです。
高さ調整用の木材を入れる前のカラーアングルまでの高さが、うちのフリードの場合で、およそ36㎝でしたので、これ以上の高さを求める場合は高さ調整用の木材が必須となります。
(測定の誤差やクルマのエディション等で異なる可能性がありますので、実測の上で寸法等を確定されることを推奨いたします)

我が家の場合はアウトドアによく利用するクーラーボックスと無印良品の頑丈収納ボックスの高さが共に37㎝なので、この高さをクリアできないと棚板の下側に入れることができません。
棚板が邪魔で荷物が詰めなくなったら本末転倒ですので、特に注意したいところです。

念のため37㎝に1㎝程度の余裕を考え、38㎝の高さが棚板下部までの目標値です。(我が家の場合)
[必要な高さ(38㎝)] – [カラーアングルまでの高さ(36㎝)] = [調整用の木材の高さ(2㎝)]
結果として調整用の木材で必要な高さは2㎝になりましたので、横約3㎝、高さ2㎝、長さ約45㎝の木材を両サイド用として2つノコギリで加工して準備いたしました。
ちなみに木材のカットにはジグソーが1台あると便利です。なだらかな曲線のカットもできますので、工作が好きな方は揃えておいてもいいかもしれませんね。
橋渡し用の木材を必要な長さにカットする。
次にユーティリティボード間を橋渡しする木材2本の長さを確認しカットします。
管理人=Kの初期型フリードプラスの車両では、取り付けた左右のカラーアングルの上部の壁の間を実測したところ、約128㎝になりました。(測定の誤差やクルマのエディション等で異なる可能性がありますので、実測の上で寸法等を確定されることを推奨いたします)
この128㎝が橋渡し用の木材での必要な長さです。2本ともノコギリでカットしておきましょう。
「高さ調整用の木材」/穴位置を決めドリルする。
高さ調整用の木材の穴の位置を決めます。
高さ調整用の木材をカラーアングルの上に置き、カラーアングルの穴越しに鉛筆で2か所に印をつけます。

反対側も同じように印をつけましょう。
4か所の印をつけたら、その印の場所にドリルで穴を開けます。
斜めにドリルを入れると合わなくなりますので、まっすぐに穴を開けるように注意してください。(ドリルの軽は使用するボルトの直径で決めますが、管理人=Kは今回は6mmで実施しました。)
「橋渡し用の木材」の穴位置を決めドリルする。
橋渡し用の木材の穴の位置を決めます。
高さ調整用の木材の上に橋渡し用の木材を載せて、重なる穴の位置に印をつけます。(印のつけ方は細長いペンを使って書いたり、ドリルビットで傷をつけるなど工夫してください)
4か所の印をつけたら、その印の場所にドリルで穴を開けます。斜めにドリルを入れると合わなくなりますので、まっすぐに穴を開けるように注意してください。(ドリルの軽は使用するボルトの直径で決めますが、管理人=Kは今回は6mmで実施しました。)
高さ調整と橋渡し用の木材をボルトで組み上げる。
「高さ調整用の木材」と「橋渡し用の木材」をボルトで組み上げます。

それぞれの材料を仮置きし、長いボルトを穴に通してから反対側でナット止めします。
必要があればボルト・ナットと材料の間に座金(ワッシャー)を入れてください。ボルトが緩むのを防ぐ効果があります。(4か所をボルト止めしてください)
※車中泊でインフレータマットなどを使用する場合に、ナットから出ているボルトの部分に引っ掛けて穴が開いてしまうのが嫌だったので、図ではボルトの頭を下側にしてとおしている描写になっています。前述のリスクよりも見栄えを重視する場合は、ボルトの頭を上にしてとおしてください。
MDF材で天板を貼りましょう。
ここまでくればもう一息です。
2本の橋渡し用の木材の間の隙間をふさぐために、MDFで天板を貼ります。

MDF版の四隅を木ねじで固定し完成です。

棚板・工作編のまとめ
以上で棚板作成の工作編は完了です。
ここでは簡易的な棚の作り方として纏めていますが、やり方次第で天板にコルクシートを貼ったり、木材に色を塗ったりいろいろアレンジができますので楽しんでみてください。
みなさんの快適な車中泊に少しでもお役に立てればうれしいかぎりです(*^-^*)
吉日
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